3月21日、講師に松本大学総合経営学部の木村晴寿教授をお迎えし、「CCEアカデミック」講演会を開催いたしました。今回の講演では、「明治期日本の工業化を支えた信州」をメインテーマに掲げ、地域産業史の核心や近代日本の発展過程における信州の役割について、専門的な見地から詳しくお話しいただきました。
講演の中心となったのは、明治期の日本において重要な外貨獲得源であり、近代化を力強く牽引した養蚕・製糸業の歴史です。特に、片倉工業をはじめとする世界的規模の製糸企業群が、なぜ他地域ではなくここ松本や信州の地で急速に発展し、隆盛を極めるに至ったのかという歴史的背景や地理的要因について焦点が当てられました。木村教授はご自身の長年にわたる研究成果に基づき、従来の一般的な通説とは一線を画す独自の切り口や新しい説を展開されました。当時の経済情勢や地域社会構造に深く切り込んだ講義は、信州の地場産業が果たした先駆的な歴史的価値を再発見させる内容であり、学術的にも大変深い示唆を与えるものでした。
当日は定員を満たす約50名の参加者が会場に詰めかけ、熱気あふれる空間となりました。約2時間にわたるみっちりと濃密な講義でしたが、ご参加いただいた皆様は終始強い関心を示され、メモを取りながら熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
地域に根ざした産業史の探求と、大学の研究成果を地域社会へ直接還元するという観点においても、非常に実り多い意義深い機会となりました。ご来場いただいた参加者の皆様からも満足度の高いお声を多数いただき、盛況のうちに終了いたしました。

タイトル:CCEAアカデミック「明治期、日本の工業化を支えた信州生糸」松本の商工業の歴史
日時:2026年3月21日(土) 14:00〜16:00
会場:松本市立博物館 講堂
参加者:50名

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