「開幕、その1日」

5月17日(日)、東アジア文化都市2026松本の開幕を記念して、「イーストアジアストリート」「開幕記念パレード」「開幕記念式典」を開催しました。

松本のまちなか全体が東アジア文化都市2026松本の舞台となり、多くの市民や地域で活躍するクリエイターをはじめ、同じく東アジア文化都市に選定された韓国・安東(あんどん)市からの訪問団や多彩なゲストを迎え、国境を越えた文化交流の幕開けにふさわしい、華やかな一日となりました。

イーストアジアストリート(12:00~17:30)

マーケットイベントとして親しまれている美須々の杜のモールとタイアップし、松本郵便局から松本城までの区間を歩行者天国として「イーストアジアストリート」を開催しました。
日中韓や東アジアをイメージした飲食や物販、ワークショップなどさまざまなブースが立ち並びました。

イベント会場には松本市内や近隣地域から多くの方が訪れ、観光客の姿も見られました。
さまざまなクリエイターや出店者の活動に触れながら、街歩きを楽しむ人でにぎわいました。

また、信毎メディアガーデン周辺などまちなかの各所には、松本の祭りで使われる舞台を展示。
イーストアジアストリートを巡りながら、松本に受け継がれてきた伝統文化にも触れられる空間となりました。

まちなかに展示されたお祭りの舞台(山車) ©Sankaku-do Inc.

信毎メディアガーデン前にはパフォーマンスステージを設け、安東市と松本市、それぞれの伝統芸能や、松本をはじめとする地域の若いクリエイターによる多彩なパフォーマンスが披露されました。

安東市からは、「河回別神グッ仮面劇」の公演団が出演しました。
河回別神グッ仮面劇は、安東市の河回村に伝わる伝統芸能で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている韓国の代表的な仮面劇の一つです。公演には、河回別神グッタルノリ保存会の会長を長年務め、韓国の重要無形文化財の芸能保持者でもある金春澤(キム・チュンテク)さんも出演しました。
普段は安東市を訪れなければ見ることのできない貴重な伝統芸能を松本で楽しめる機会とあって、多くの市民がステージを見守りました。

安東市から訪れた河回別神グッ仮面劇公演団 ©Sankaku-do Inc.

松本市からは、浅間温泉火焔太鼓保存会・本郷若獅子太鼓による和太鼓演奏が行われ、日本の伝統文化を力強く披露しました。

浅間温泉火焔太鼓保存会・本郷若獅子太鼓による和太鼓演奏 ©Sankaku-do Inc.

東アジア文化都市では、こうした伝統文化の再発見とともに、若いクリエイターの活動も重要視しています。
松本出身のメンバーが多く在籍し、「Britain’s Got Talent」への出演など世界的に注目を集めるHARIBOWも登場。迫力あるダブルダッチパフォーマンスを披露し、会場を沸かせました。

さらに、松本市ブランド大使の松重豊さんによるトークショーも行われました。
松重さんが主演を務める「孤独のグルメ」は韓国でも高い人気を集めており、同作品をきっかけに、一人で食事を楽しむ文化が広がったともいわれています。韓国でも広く知られる松重さんの登場に、安東市から訪れた訪問団の皆さんも大きな関心を寄せ、ステージを楽しみました。

松本市ブランド大使・松重豊さんによるトークショー ©Sankaku-do Inc.

ステージプログラムの最後には、「アーツ&ピース フラッグ」の引き継ぎセレモニーが行われました。

CCEAサポーターズの若者から伊藤学司文化庁長官・臥雲義尚松本市長を経て、パレードの旗手を務める出口クリスタさんへとフラッグが手渡されました。

旗手を務めた出口さんは塩尻市出身で、松商学園高校への進学を機に松本で高校時代を過ごしました。フラッグを受け取った出口さんを先頭に、松本城へ向けて開幕記念パレードがスタートしました。

開幕記念パレード(17:15~)

信毎メディアガーデンから松本城まで、開幕を祝う記念パレードを実施しました。
松本シティマーチングバンドの先導のもと、日中韓の獅子舞をはじめ、松本市・安東市の行政団、芸術団、HARIBOWのメンバー、松重豊さんらが参加しました。さらに、日中韓の伝統衣装を身にまとった来場者も加わり、国や世代を越えた華やかな行列がまちなかを進みました。信毎メディアガーデンから松本城へと続く沿道では、当日配布した2,000枚の「アーツ&ピース」小旗を振りながら、多くの皆さまが声援を送り、パレードをともに盛り上げてくださいました。出口さんが掲げた「アーツ&ピース フラッグ」は、パレードとともに松本城へ運ばれ、開幕記念式典のステージに掲げられました。

臥雲松本市長からフラッグを渡される出口クリスタさん ©Sankaku-do Inc.
旗手を務める出口クリスタさん ©Sankaku-do Inc.
迫力ある獅子舞のパフォーマンス ©Sankaku-do Inc.
海外から松本にお越しの多くの方もアーツ&ピースの小旗を手に参加!©Sankaku-do Inc

開幕記念式典(18:00~)

パレード到着後、松本城本丸庭園特設ステージで開幕記念式典を開催しました。
安東市訪問団をはじめ、阿部守一長野県知事、伊藤文化庁長官、臥雲松本市長、松重豊さんなど多くの来賓が出席し、延べ約1,000人が来場しました。

開幕記念式典に出席した来賓の皆さん ©Sankaku-do Inc.
松本城本丸庭園特設ステージで行われた開幕記念式典 ©Sankaku-do Inc.

式典では、東アジア文化都市2026松本の開幕記念ムービーや安東市の紹介映像を上映。
松重豊さんによる開幕宣言、安東市市長代理である安東市観光文化局長のイ・ヨンシクさんによるスピーチなどが行われ、東アジア文化都市2026松本の幕開けを祝いました。

フィナーレには、信州にゆかりのある2人組・天々高々(てんてんたかたか)によるゲストライブを開催しました。松本城を舞台に繰り広げられたライブパフォーマンスが、開幕を祝う一日を華やかに締めくくりました。後日、安東市からお越しの皆さまからは、「最後のライブが最も驚いた」との声も寄せられました。開幕式典ではクラシック音楽などによる演出を想像していたため、ラップスタイルのパフォーマンスには驚いた一方で、「とても楽しかった!」と好評をいただきました。

天々高々によるゲストライブ ©Sankaku-do Inc.

東アジア文化都市では、地域に受け継がれてきた伝統文化を再発見し、次世代へつないでいくことも大切なテーマの一つです。開幕日には、日本団が日本の伝統文化を象徴する和服を身にまとい、パレードや開幕記念式典に参加しました。

日本団が着用した紋付袴(もんつきはかま)や振袖(ふりそで)は、長年にわたり日本の伝統文化を大切に受け継いでこられた、きものたちばな様のご協力により実現しました。また、安東市からの訪問団も伝統衣装を着用し、それぞれの地域が育んできた文化の魅力を披露しました。多彩な伝統衣装が集う光景は、日本と韓国の文化の豊かさを改めて感じるとともに、受け継がれてきた文化を次の世代へつないでいく機会となりました。伝統文化から若い世代による新たな表現まで、多彩な文化がまちなかに集まり、出演者やスタッフ、来場者が一体となって東アジア文化都市2026松本の幕開けを祝う一日となりました。

今回の開幕イベントには、多くのクリエイターや出演者、スタッフが関わりました。
イーストアジアストリートには、地元から約60人、市外・県外などから約40人のクリエイターが出店したほか、イーストアジアストリートステージやストリートステージには約180人が出演。また、約200人の運営スタッフをはじめ、市職員やボランティアなど、多くの方々の協力によって開幕イベントがつくり上げられました。

今後は、2026年秋のコア期間を中心に、市内各所でさまざまな事業を展開していきます。
東アジアの多彩な文化に触れられるプログラムを予定していますので、これからの東アジア文化都市2026松本にもぜひご期待ください。

主催:東アジア文化都市2026松本市実行委員会
協力:松本商工会議所、松本観光コンベンション協会
衣装協力:きものたちばな

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次